バルセロナの監督に就任した時点で、ルイス・エンリケはファ—ガソンタイプの監督だった。グァルディオラの退任以降は緩和化が進んでいた内部規律を引き締め、違反者は誰であれ先発から外す厳格な姿勢を打ち出したことはその好例だ。

日々の卜レーニングは質、置共に厳しさを増し、そこでベストパフォーマンスを見せた選手に先発のチヤンスを与えるフラッ卜な選手起用もシーズン前半の特徴だった。

中でもプレシーズンマッチでチーム最多の4ゴールを決め、開幕から4節連続で先発起用されたムニ一ル.エルハダディの台頭は、過去の実級やチーム内のヒエラルキーに関係なく平等にチャンスが与えられることをみなに示す効果があった。

シーズン前半を通して一度も同じ先発メンバーを繰り返さなかったターン才一バーの徹底も、ルイス・エンリケが貫いてきた信念の1つだ。

APOELニコシァとのCL初戦では直前の試合から9人の先発を入れ替え、Bチームのムニ一ルとセルジ・サンペ一ルを先発デビューさせる大胆なメンバ一構成で話題をさらった(試合は1-0で勝利)。

リ一ガ・エスバニヨーラ第8節バルセロナとエイバル戦では、それまで唯一フル出場を続けてきたメッシに交代を拒否されるも、試合後に本人を説得した上で直後のCLアヤックス戦で途中交代させるこだわりを見せている。

誰一人として特別扱いはしない規律の徹底と、横一線からのチーム内競争。個人よりチ一ムの利益を最優先したタ一ン才ーバ一。こうしたバルセロナの元監督であたルイス・エンリケの厳格な管理体制は、結果が出ていたシーズン序盤こそチームに良い刺激を与えているように見えた。